プロボクサーになるには

プロライセンスを取得するには

では日本においてプロボクシングのライセンスを取得するにはどうしたら良いのかを説明していきましょう。

まずプロボクシングとしての職業について、日本の法律上では特別な資格を要することは必要ないとされているが、試合を行う団体が発行しているライセンスを取得しなければプロとしての活動は認められていない。

日本ボクシングコミッション(JBC)の『ボクサーライセンス』の場合

ではここでJBCが行なっているボクサーライセンスを例にとって、プロボクサーとしてのライセンスの説明をしていこう。

協会が提供しているライセンスを取得するための試験としては、筆記と実技が行なわれている。ここは日本に現存している資格の試験方式と似ているので、何となくシュールな光景を想像してしまう。ライセンスは男子と女子存在しているが、両性別共に筆記には主に規則に関する平易な問題で構成されたペーパーテストを行い、実技では受験者同士によって行なわれる、通常2Rのスパーリング形式で行なわれ、ワンツーパンチを基本とする攻撃や、ガードを中心とした守備の技能が備わっているかどうかを審査している。この時実技審査のスパー稟議には、あくまで技能の完成度を見るためのモノであるため、対戦中に不利であったからといって不合格になるとは限らないという、技術面を重視しているところがある。例え試合に負けたとしても、技術として相手より優れていたら合格の可能性もあるということは、良いシステムだろうと思う。

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試験会場

プロテストは基本的に後楽園ホールなどで開かれる興行の会場前に実施されることが多く、実技審査のリングも興行のものと同じものを使用することになる。既に高い注目度を持っている受験者の場合には、実技審査が興行のプログラムとして公開で行なわれる場合もある。但し西日本協会などでは加盟ジムを会場に使用する場合もある。

合格率

プロテストの合格率に関しては、絶対評価で合否が決定されるために、試験日によってまちまちとなっているが、平均で概ね60%を超える水準を誇っている。しかし2006年度ごろから審査が少し厳格になったこともあるのか、東京地区と関西地区では1回の試験における合格率が30%強に留まるケースも珍しくなくなってきている。逆に地方として行われるプロテストは、地方興行における選手人材確保の観点などから合格率が比較的高い傾向にある。

また不合格者も3ヶ月度に再受験は可能となっているため、再受験合格組を加えると実質合格率は更に上がることになる。

受験資格

プロテストの受験資格としては、JBCが公認しているプロボクシングジムに所属している練習生が前提となり、更に17歳~32歳までの男女と年齢制限も設けられている。未成年者が受験しようとする場合には親権者の承諾書が必要となっている。

このとき、女子に関しては、JBC公認以前に顕著な実績を持つものに限って、特例として33歳以上の受験が可能であった時期もある。また、視力が左右ともに裸眼で0.5以上であることや、JBCが公認した病院・医師によるCT検査などの健康診断をクリアするなどの規定も存在しているなど、受験資格を得るまでにはかなり長い時間かけなくてはならない場合もある。特に30代が受験する場合には頭部などのより厳重な健康診断を受けることが義務付けられているなど、健康状態には特に気をつけなければならないこともよく分かる。

また、ボクシング以外のスポーツを掛け持ちとして利用することも禁じられており、テストに合格した場合にはそのスポーツから引退しなければならないという規則もある。

合格後

テストに合格すると、原則的にもらえるのは『C級ライセンス』が交付されることとなっており、4回戦に出場することが可能となります。但しこれには例外も存在しており、以下の基準を満たしている人材の場合にはC級ライセンスを免除されることもある。

  • アマチュア経験者で、(社)日本アマチュアボクシング連盟の資格証明に基づき、審査の上で免除が認められる者
  • アマチュアで一定以上の実績のある選手、もしくは他の格闘技で顕著な実績のある選手

といったように、デビュー前からボクシングに精通、もしくは他の格闘技に対して優れている人材の場合にはいきなりB級ライセンスを受験することが認められている。但しB級ライセンスの試験の際には相手を現役のプロボクサーが務めることになり、合格基準もC級のものよりも高く設定されている。

ライセンスを挙げるには

ライセンスを上げるには、順々に勝ち上がっていき、戦績を残す以外に方法は無い。プロとしての経験もない素人が受験級を伸ばしていくには順々に白星を納めていき、4勝することで次のB級ライセンスへと昇格することが出来る。

B級ライセンス取得後は6回戦で2勝することで、A級ライセンスへと切り替えることができるようになっている。そしてこのA級ライセンスを取得した選手は8回戦以上の試合に出場することができるようになり、8回戦で勝利すると10回戦に出場が可能となり、この瞬間から日本ランキングの対象となれる。

アマチュアで周囲も納得するような好成績を残している選手の場合にはB級テストで合格した上で、申請が通れば特例としてA級ライセンスを取得することもできる。

ライセンスの有効期限

ボクシングのプロライセンスには有効期限が存在しており、資格を取得してから1年間となっているが、毎年1月に事実上自動更新されるようになっている。更新にあたっては最近1ヶ月以内の健康診断書の提出が義務付けられており、この健康診断で重篤な疾病が発覚した場合にはライセンスが更新されないこともある。また、セミリタイア状態にあった選手が長期ブランクから復帰する場合にはプロテストの再受験を課せられるケースもあるが、日本のプロボクサーの年齢は36歳までが原則制限されており、37歳を迎えた時点でライセンスは失効することになっている。ただし、現役のチャンピオンに関しては王座から陥落するまで、またトーナメント戦に出場しているものはそのトーナメントで優勝・敗退するまでのライセンスの失効は猶予されている。

ライセンス剥奪条件

有効期限内であっても、特定の行動や身体異常など、ボクシングを続けられる状態ではない場合には強制的にライセンスが剥奪されることもある。特に健康状態において、プロとして活動していくには致命的な疾患を持った場合にはJBCから引退勧告を受けることになり、そうなった場合には現役続行は事実上不可能となってしまう。

現在のボクシング界では、世界王者・東洋太平洋王者・あるいは日本王者となったキャリアを持つ者、もしくは世界タイトル挑戦経験者、現役の世界ランカーに限っては37歳を過ぎても、最終試合から3年以内で、JBCによる審査とコミッションドクターによる特別診断をパスしたものに限っては試合に出場することが可能となっている。

他にもスポーツ精神において、著しい行動を起こしたものに関してはライセンス永久剥奪といった処分を課されることもある。そういう意味で一番分かりやすい例は、一時期はボクシング業界を席捲して、世間でも話題になった亀田ジムが一番良い例かもしれない。

この時、亀田三兄弟に関してはプロとしての選手生命は絶たれることは無かったものの、父親の史郎氏に関しては、その行き過ぎた態度などが問題となり、セコンドライセンスが無期限停止処分後、その後資格取り消しになった事件が記憶に新しいだろう。

プロボクサーとしての資格だけでなく、関係者の資格に関しても、協会が見過ごすことが出来ない問題行動を起こした場合にはライセンスの剥奪も十分にありえる、ということになる。

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